「今の子はアルバムが少ない?」お父さんお母さんに聞いたホントのトコロ
「子どものフォトアルバム」に関する調査アンケート
2017.02.15国内最大規模のフォトブックサービス「MyBook(マイブック)」を展開する株式会社アスカネット(本社:広島県広島市、代表取締役社長兼CEO福田幸雄、以下アスカネット)は、「子どものフォトアルバム」について、小学生の子どもを持つ親361名を対象にアンケート調査を行いましたので、調査結果を発表いたします。
【調査背景】
スマートフォンやデジタルカメラなどを使い、“データ”で写真を残すことが増えてきた昨今。フィルムカメラで写真を撮っていた一昔前に比べ、「写真をプリントする」そして「プリントした写真をアルバム」にするという機会が減っていても不思議ではありません。ということは、今の子どもたちはアルバムを作ってもらうことも少ないのでは…?今回は、そんな疑問を検証してみました。
【調査概要】
集計期間:2017年1月16日~1月17日
調査方法:インターネット集計
調査対象:6~12歳の子どもを持つ男女
調査人数:361名
撮った写真をプリントする人は約7割!
フィルムカメラの使用率は、わずか3.9%と低い数字。やはりほとんどの方が、写真をデータで保存しているようです。ただしそんな中でも写真をプリントすることが「よくある」と答えた方は23.5%、「たまにある」と答えた方は44.0%という結果に。現像が当たり前だったフィルム時代とは比べられませんが、撮った写真を形に残したいという方は、今でも少なくないようです。
アルバム最大の魅力は「気軽に見返せる」こと
では、プリントした写真をアルバムにするという方はどれぐらいいるのでしょうか?こちらは「よくある」「たまにある」と答えた方が計44.3%、「ほとんどない」と答えた方が55.7%と均衡気味の結果となりました。「ある」派の方にとっては「気軽に見せられる」(69.4%)「形として残せる」(64.4%)といったところが魅力となっているようです。
アルバムを5年以上作っていない方が半数以上
前の質問でアルバムを作ることが「ほとんどない」と答えた方が半数を超えたこともあり、こちらの質問でもやはり「5年以上作っていない」という方が53.7%になりました。ちなみに、親御さんの自分の子どもの頃のアルバムの数は「1~3冊」が最も多いという結果に。今の子どもたちのアルバムの数は、やはりこれよりも少なくなっているのでしょうか。
意外や意外!子どものアルバムの数は減っていない!
意外や意外、親御さんの時代に比べても、今の子どもたちのアルバムの数が少ないということはないようです。「2~5冊」と複数作っていると答えた方が最も多く(56.3%)、「10冊以上」と答えた方も20%を超えました。そしてお子さんのアルバムは「1~3歳」に撮られたものが最も多く、6歳を超えると作られることが減ってくる傾向にあるようです。
いつの時代もやっぱり下の子のアルバムは少ない!
また、こんな「あるある」も昔と変わっていないようです。一番下の子のアルバムが一番上の子のアルバムに比べて「少ない」と答えた方は42.0%(「多い」12.2%)。初めてのお子さんに比べると、どうしても新鮮味に欠けてしまうのが下の子の常。将来恨み言を言われないよう、しっかり下のお子さんのアルバムも残してあげたいところです。
子どもの頃はどんな顔?アルバムを見てみたい有名人は綾瀬はるか
そして、子どもの頃のアルバムを見てみたい有名人1位に選ばれたのは綾瀬はるかさんでした。男女共に高感度の高い綾瀬さん、小さい頃はどんな表情をしていたのでしょうか。そして2位と3位にバラエティ番組でお馴染みのマツコ・デラックスさんとタモリさん、4位にはテレビドラマ『逃げ恥』が大きな話題となった新垣結衣さんがランクインしました。
今回のアンケートでは「子どもにアルバムを残す」という文化は、決して失われてはいないということがわかりました。写真のデジタル化が進む中でも、形に残しておきたいという親の思いが消えることはないようです。
~「フォト総研」研究員 徳本雅美から~
「これ誰の赤ちゃん?」 私が運営するフォトブック教室・メモアルで、5歳になったお子様の0歳フォトブックを作成したママが、息子さん本人に見せたときの感想です。
その方は5年間、写真データをパソコン、スマホに入れっぱなしでアルバムを一切作っていなかったとのこと。お子様はこのフォトブックを見て、はじめて自分にも赤ちゃんの頃があったことを認識したようです。
メモアルにいらっしゃる生徒さんはアルバムのない生活に物足りなさを感じています。それはやはり自分たち自身がアルバムのある生活をしてきたからなのではないでしょうか。今の子ども達にも「アルバム、フォトブックのある生活」が当たり前になっていって欲しいなと思います。
『フォト総研』研究員 徳本雅美 プロフィールはこちら