芸術の秋、写真展を見て“考える”ススメ
2015.10.29皆さんは、写真展を見に行くことに、少しハードルが高いと感じたことはありませんか?
私は写真を撮り始めた頃、写真展に足を運ぶだけで少し緊張していました。小さなギャラリーだと尚更。なにか、写真のことをよくわかっている人しか入ってはいけないような・・・まぁ、ただの思い込みですが(笑)
今回は、「もっと写真を楽しみたいけれど、何だか難しそう・・・。」と思っている方にも見て欲しい、写真展の楽しみ方をお話します。
(1)素直に感じる
すごく当たり前のことですが、まずは、写真を見て“感じる”“楽しむ”ことが大切です。
写真家の表現したいものを汲み取らなければと思うと変に疲れてしまうので、自分の心の声を素直に聞いてみましょう。人の写真を見て自分がどう感じるか、これから撮影していく上で大きなヒントになります。
(2)寄り添って考える
次に、「この人はどうしてここでシャッターを切ったのだろう。」と考えてみます。そうすることで、自分が撮影した写真に対しても「私はどうしてシャッターを切ったのか。」と考え、自己分析できるようになり、上達への階段をまた一歩登ることができますよ。
(3)写真家の想いを知る
最後に、写真家がどんな“想い”で撮影したのかを知ること。展示期間中に開催されるトークイベントに参加するのもよし、ギャラリーに在廊している日を狙って会いにいくのもよし。自分で自由に感じ取った後に作り手の考えを聞くと、感じ方の選択肢がより一層増えることに気が付くはずです。
もちろん、写真を見てどんな解釈をするかは個々の自由ですが、作り手の表現したい世界を知ることは、自分が写真を撮り続けていく上でとても参考になります。
芸術の秋、心の赴くままに写真展を見に行きませんか?
きっと新しいアイディアにもつながりますよ。
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