損益計算書の概要

前年比の変動要因

●売上高

フューネラル事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は軽減し、葬儀の施行は正常化しておりますが、葬儀の小規模化傾向は継続している状況です。
主力である遺影写真加工収入は、新規契約を確実に積み上げたことに加え、全国的に葬儀施行件数が増加したことが影響し、順調に増加いたしました。
それに伴い、額やペーパーなどのサプライ品の売上やハード機器の売上も順調に伸長いたしました。
フォトブック事業は、国内プロフェッショナル写真家向け市場では、主力であるウェディング向け写真集が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から回復し、
ウェディングの施行が正常化したため、売上は順調に回復いたしました。また、家族写真や子ども写真などスタジオ向け写真集の売上も新製品投入の効果もあり、順調に増加いたしました。
国内一般消費者向け市場では、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されつつあるものの、海外旅行の戻りは鈍く、またマスク着用の常態化により撮影機会が減少している状況は続いており、 自社ブランド「マイブック」、OEMともに売上の減少を余儀なくされております。
空中ディスプレイ事業は、国内では沖縄の首里杜館や自治体、アミューズメント施設など、海外ではトルコの病院施設など設置実績を重ねてまいりました。
主にサイネージ向けのガラス製ASKA3Dプレートの販売が国内外の市場で進み、また製造に必要な金型の売上が発生したため、売上高は前年実績を上回りました。

●経常利益・当期純利益

フューネラル事業とフォトブック事業のセグメント利益が増加したことが主要因となり、前期より増益となりました。

貸借対照表の概要

前年比の変動要因

●資産

主に現金預金、売掛金、棚卸資産の増加等により、前期と比べて2.3億円増加しました。

●負債

主に賞与引当金の増加等により、前期と比べて0.5億円増加しました。

●純資産

主に利益剰余金が増加したことにより、前期と比べて1.8億円増加しました。

キャッシュ・フロー計算書の概要

前年比の変動要因

●営業活動によるキャッシュ・フロー

主に税引前当期純利益の増加により、前期と比べて1.3億円減の6.9億円の収入となりました。

●投資活動によるキャッシュ・フロー

主に投資有価証券、有形固定資産、無形固定資産の取得により、前期と比べて2.4億円増の3.3億円の支出となりました。

●財務活動によるキャッシュ・フロー

主に配当金の支払、自己株式の取得により、前期と比べて1.5億円増の3.1億円の支出となりました。